「ミルクティー色の小さな魔法」

「ミルクティー色の小さな魔法」

公開
畳の香りがふわりと漂う、小さな町の片隅に 「リボンの宝箱」という小さなお店がありました。 店主は、幼い頃から“贈りもの”が大好きでした。 高価なものではなくても、 「あなたを思って選びました」 そんな気持ちが込められたものに、心が温かくなることを知っていたからです。 ある夏の日。 店主は、夕暮れ色の空を見ながら、一つのリボンを作りました。 やさしいベージュ色。 光に当たると、ミルクティーのように柔らかく輝くそのリボンは、 “穏やかな毎日を運ぶお守り”という願いを込めて結ばれました。 リボンを包む透明な袋には、小さな「THANK YOU」のタグ。 それは、受け取る人への感謝だけではなく、 出会えたことへの「ありがとう」でもありました。 ある女の子が、そのリボンを髪につけて帰った日。 鏡の前でそっと笑って、こう呟いたそうです。 「なんだか今日は、いい日になりそう。」 店主はその話を聞いて、静かに微笑みました。 リボンはただの飾りではなく、 誰かの心を少しだけ明るくする、小さな魔法なのだと知っていたからです。 今日も「リボンの宝箱」では、 誰かの日常にそっと寄り添うリボンたちが、 新しい出会いを待っています。

レターの感想をリアクションで伝えよう!

開けるたび、ときめきに出会える リボンの宝箱

🎶【のん】リボンの宝箱🎀🎁
作品を見る