オルゴナイトクリエイター/勾玉セラピスト
勾玉のかたちをしたオルゴナイトを作っています。
勾玉は、日本の三種の神器のひとつ。アマテラスオオミカミの岩戸開きの神話にも登場し、古くから装身具や身の守りとして身につけられてきたかたちです。
三種の神器というのは、勾玉と八咫鏡、草薙剣の3つの宝物。新天皇のご即位の際にも話題になっていたアレです。八咫鏡と草薙剣は分霊が存在しますが、勾玉だけは分霊がないのだとか。
なぜ分霊がないのかについては、私は詳しくは知りませんが、勝手にこう考えています。
勾玉は命のかたちをしています。勾玉のかたちは、胎児を模したとも、動物の牙や爪がルーツとも言われています。
いのちの始まりである胎児。生き物のちからの象徴である牙や爪。
それを模しているのなら、それはもう新しいいのち。宝物である勾玉に分霊がなくとも、勾玉が作られるたび、誰かが身につけるたびに命として、魂として、御霊として増えていくのではないでしょうか。
命はそれぞれ別のものでありながら、勾玉というかたちとしてつながっている。
神話の時代から、脈々と受け継がれているいのちのかたち。それが勾玉ではないでしょうか。
勾玉を作り始めた最初は、こんなことを思うなんて考えてもいませんでした。
ただ、そのかたちが「かわいい!」と思ったのが、勾玉オルゴナイトを作り始めたきっかけでした。
勾玉を作るようになってから、歴史や神話、日本の成り立ち、魂の行き場に興味を持つようになって、いつの間にかこんなことを考えながら勾玉を作っています。
古くから魔除けとして、お守りとして勾玉を身につけてきた人々も勾玉にいろんな思いを込めてきたんだろうなと思うと、どれもが愛おしく、かわいらしく、これを持つ人、興味を持ってくださった方が、勾玉にどんな思いを乗せていくんだろうと、私の思いも尽きません。
そんなことを考えていたら、大切な存在を身近に置けるインクルージョン・チャーム(TM)というアイテムが生まれました。
インクルージョン・チャームとは、いのちの一部をオルゴナイトの材料として使うものです。例えば亡くなってしまったペットのご遺骨、ご遺毛。例えばかわいいお子さんの乳歯。
「インクルージョン」は「内包物」。宝石をはじめとしたほとんどの鉱石に含まれていて、その石が何者であるかの証明になるものです。「チャーム」は「魅力。小さな飾り」。
インクルージョン・チャームは、大切な存在の、いのちの一部を内包した魅力的な飾りという意味の、わたしの造語です。
置き場所や保管方法に困って手放すしかなかった大切なもの、タンスの奥にしまい込んでおくしかなかった思い出を、写真と一緒に飾ったり、アクセサリーやお守りとして持ち歩いたりできるようにしたいと思って作っています。
インクルージョン・チャームを作るようになってからは、勾玉ではないかたちのオルゴナイトも作ります。
たくさんの方が、いろんなかたちの、いろんな思いのいのちとつながったらいいな。つながることで心が軽くなったり、うれしいことが増えたりしたらいいな。
そう思って日々、オルゴナイトを作っています。
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