切れる刃物は気持ちがいい。
素材に刃を入れると抵抗なく刃がスッと切れる。刃先を見るとぞっとするほどだ。
普段切れない刃物を使っている人が体感すれば驚くことだろう。
ちゃんと研いだ刃物は本当に素晴らしい。作業がストレスなく進む。少し手間をかければストレスなく作業が進むのに職人さんでもカッターを使う人が多くなった。
いや、正確にはちゃんと砥石を使い革包丁を研げる人が少なくなったから革包丁を使う人が少なくなった。
目の荒い砥石から段々と目の細かい砥石へ順番に研いでいく。
私は4つほどの目の違う砥石を使い包丁を研いでいる。これは職人さんにより違いはあるだろう。
そして砥石の平面をだしてから研ぐ、つまり砥石自体を真っ平らにしておくことだ。
最初の目の荒い砥石が肝心、最初の下地が出来ていないと後の細かい目で修正するのは大変だ。
研ぐコツは力を入れず、刃の角度を固定。
切れる刃物にするためには刃の切っ先を研ぐことをイメージしながら研ぐ。この部分が研げていないと切れない。
包丁研ぎの説明ばかりになってしまったが
包丁研ぎは無心になれる。日常で嫌なことがあった時は包丁を研ぐと心のモヤモヤが削ぎ落とされる気がする。
今日も無心で包丁を研ぎ、心を整え製作に向かう。