目線の高さと照明の明かり

目線の高さと照明の明かり

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いつも、レターを読んでくださりとても感謝して います。今回は特に最近わたし自身が気付いた ことについて書いてみます。これは、自論なの で正しいかどうかわかりませんが・・・・ 人は太陽の動きと共に生きるのが最も健康的な 生活です。朝日を浴びて体を目覚めさせ夕日を 見て体を眠りに向かわせる。現代の生活でこれ は、なかなか難しいです。 そこで、照明で部屋の中を調節してあげれば快 適で機能的な住まいになるのではないかと考え ました。照明を太陽に見立てて住まい空間を演 出する方法です。 日中や夜でも立って活動するときは、目線が高 くなります。太陽も高い位置にあります。 このときは明るさも欲しいし、部屋全体がよく 見えた方が良いと思います。なので、活動する お部屋にはシーリングライトなどで天井から明 かるくするのが機能的。 夜、座って食事や、読書などのシーンでは目線 も下がるので、太陽も少し傾いた頃でしょうか スタンドライトやペンダントライトを低めに付 けるのが良く、電球の明るさも少し抑えて自分 の周りだけ明るいようにするとお部屋の雰囲気 は格段に良くなります。 食事も終わってソファーや床などでくつろぐと きは目線もかなり低くなり、太陽が地平線に沈 む頃です。照明も床に置くタイプなどで暗めに 当たりをぼんやり照らすのがリラックスできる 照明です。このとき壁の近くに下から照明が当 たるようにすると夕日が沈むときの感じが演出 できます。 つまり、活動するときは太陽も高い位置にあり だんだん夕方になって太陽も低くなりトワイラ イトと言われる薄明かりになり空を黄金色に染 めロマンチックな演出をして沈んでいく。 これと同じことが住まいの中で出来れば、最高 にリラックスした機能的で身体に優しい住まい 作りが出来るのかなぁと考えました。 理想の住まいは自然に近い明かりの住まいです ね。太陽の明かりをたくさん取り入れられる住 居ならかなり理想に近いですが、現在の日本の 住宅事情では難しいのが現実です。 そこで、照明を使って上手にリラックスした生 活ができるようこれからも、照明について提案 し、新しいわたし自身の作品も皆さんのお役に 立てるよう制作していきます。 それでは今回はこのへんで、次回は北欧の上手 な明かりの使い方についてです。

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明りを灯す人

椿屋 
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