こんにちは、レターを読んでくださり有り難うご
ざいます。
北欧の照明器具に憧れる人は多くいます。
ドラマを見ているとその部屋には北欧の照明作
家の作品が一つはあったりします。
北欧のフィンランド、スウェーデン、デンマーク
等の国々では緯度が高いため夏は太陽がなかな
か沈まず白夜がある一方で、冬は日照時間が少
ないといった光と闇のサイクルがある中で暮ら
してきたなかで光を大切にする文化が根付いて
きました。
その様な背景の中でデンマークの照明デザイナ
ーのひとり、ポール・ヘニングセンが近代照明
の三原則を提唱しました。
その中のひとつに「まぶしさを排除すること」で
質を重視した人間に優しい光の照明器具が制
作されました。
そして、私もその考え方に同調し、ただ部屋の中
を明るくする照明器具ではなく目にもやさしい、
環境にもやさしい、月々の電気代にもやさしい照
明器具を日々考えています。
今回の新しい椿のペンダントライトは、電球が直
接見えないように配慮しシェード内で反射した
光がライトの下方を明るく照らすようにしていま
す。また、花びらの素材がアクリルなので50%の
光を反射し50%の光が通過します。
それは椿の花の形を浮き上がらせ、天井や壁な
どの周りを明るく照らします。
このライトは部屋をただ、明るくする為ではなく
光を通して部屋の雰囲気をデザインする為の照
明です。
今までのただ明るいだけの照明を使っていた方
には、特に使っていただきたい照明です。
お部屋の雰囲気をグレードアップさせるのは家
具ではなく、照明です。
このライトをきっかけに、照明によるインテリア
デザインの効果を実感していただければ幸いで
す。