ヒマラヤ水晶 第三国を経由する「仲介貿易」での仕入れについて

ヒマラヤ水晶 第三国を経由する「仲介貿易」での仕入れについて

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受注担当の織部です。 お客様より「第三国を経由する仲介貿易」についてご質問をいただきました。 スカルドゥ産のヒマラヤ水晶の仕入れですが、 なぜ直接、パキスタンから仕入れずにシンガポールなど他国を経由するのか?という内容です。 ご質問ありがとうございます。 ◆直接買い付けの難しさ まずパキスタンに直接買い付けに行かない理由は、シンプルに治安状況です。 パキスタンへの渡航は、地域や目的を問わず、テロや一般犯罪のリスクから、非常に慎重にならざるを得ません。 ◆インド経由での買い付けも困難 当店はインドにて定期的に買い付けを行っているのですが、現在、パキスタン スカルドゥ産のヒマラヤ水晶は直接取引、もしくはインド経由で買い付けしておりません。 インドとパキスタン両国間の公式な貿易ルートが閉ざされているため、実際にはドバイやシンガポールなどの第三国を経由して原石を仕入れています。 一般的に「仲介貿易」と呼びますが、当店でも行っています。 この場合、パキスタンで採掘された水晶が、まず第三国に輸出され、その国から日本のバイヤーによって輸入されるという流れになります。 パキスタンの水晶(特にスカルドゥ産など)は、インド北部のヒマラヤ水晶(クル地区など)と同じくヒマラヤ山脈の麓で採掘されます。 場所的にはかなり近いです。 インドは古くから宝石や天然石の取引が盛んな国なので、パキスタン産を含むヒマラヤ地域の天然石を、インドの業者が集積・加工・販売している市場やサプライチェーンが存在する可能性もなくはないです。 ただ、当店にはインド経由で仕入れるルートがないため、三国間貿易になっている、ということですね。 シンガポールの他、ドバイ経由で仕入れることもあります。 ※水晶は天然石や鉱物、宝飾品に分類され、一般的に日本への輸入に関して特別な法律による禁止や厳しい制限はありません。 いずれも信頼できるルートからの仕入れとなりますので、安心してご購入いただければと思います!

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