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長く絵を描いていると、何も思いつかなかったり、描いても描いてもうまく行かない日々があります。
それは一日で終わればいいものの、長いと1ヶ月以上続いたりすることもあって、とてもやっかいなものです。
でも私は、描けない日々が続いても焦りません。
たぶんそのうち描けるようになるからと、のんびり喫茶店でお茶したり、家でゲームしたりゴロゴロしたりしています。
人生の終わりまで絵を描く予定なので、ほんの少し描けない期間があっても何も問題ないと思っています。
寿命100年時代ですからね!
昔は描けないととても焦りました。
うまくなりたい、いい絵が描きたいのに、何を描いてもダメ。周りは素敵な絵を描いてどんどん先に行ってしまっているのに、自分は何も出来ていない。ああしんどいもう絵を辞めてしまおうか。
だけどある日、夏目漱石のこんな言葉を見つけて考えが変わりました。
むやみにあせってはいけません。ただ牛のように図々しく進んでいくのが大事です。
牛になる事はどうしても必要です。われわれはとかく馬になりたがるが、牛にはなかなかなり切れないです。
ああそうか、自分は馬になりたがっていた。死ぬまで絵を描き続ける予定なのに、ただでさて体力の無い自分が、馬のように早く走り続けられるわけがない。(たくさん絵を描いた次の日はへばっています)
牛のようにゆっくりと、でも確実に前に進められればいいや。
今は何もできなくても、長く続ければ色んなことが起きるから、ゆっくり絵を描いていればいい。
SNSで作品の即時評価が得られてしまう現代。ふとネットの海を泳げば、自分より上手い人・すごい人だらけで落ち込むこともあると思います。
でもほんとは落ち込むことも焦ることもないんですよね。自分のペースで進んで行けばいいんです。
大器晩成。焦らずのんびり、毎日のご飯とお昼寝を楽しみに生きていけばいいじゃないですか。
何も出来ない日があっても、そんな日を楽しめる人生でありたいですり