世の中は大雪で大変なことになってますが、この雪が溶ければすぐ春です。
そんなわけで今回の絵は、桜と雪だるまで季節の変わり目を描いてみました。
わたしたちには、どうしても見ることが出来ないものがあります。
それは自分が死んだ後の世界です。
どんなに頑張っても、今生きているわたしたちが200年後の未来を見ることはないし、同じく夏の間にしか生きられないセミが雪を見ることもありません。
でも、ほんの少しだけ偶然が重なって、
春には溶けてしまう雪だるまが、桜を見られる可能性も無くはないです。
「絶対に見られない」と思っていたものが見ることが出来たら、どんな気持ちになるのでしょうか。
幸せとか、嬉しいとか、もうすぐ死ぬのが寂しいとか、そんな一言で表現出来ない感情が、溢れるように湧き上がって来るのかなと思っています。