クマへの吹き矢でちょっと思ったこと(雑感)

クマへの吹き矢でちょっと思ったこと(雑感)

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皆さまこんにちはこんばんは。ケモミミ本舗 です。 今日はちょっといつもと違うお話を少ししようと思います。 興味のある方はお読みくださると嬉しいです(^^) (ケモミミ本舗のHPにこんな感じのブログいろいろ書いてます) ーーー クマの被害が続いていますね。 クマは国内にいる野生動物の中でトップクラスにヤバい動物なので、対策は駆除くらいしかないのが辛いですね。 さて、そんな中でこんなニュースを見ました。 「中心市街地でクマ出没の盛岡市、「吹き矢」人材育成へ」 クマにも麻酔の吹き矢って使えるんだ… クマの皮膚の厚みなんて全く知らないのですが、針、刺さるんですかね?? 家畜業界でも麻酔針を吹き矢で使うことがあります。 (あくまでも想定されているだけでそうそう日常的に使われるものではありませんが) 例えば、たまにニュースで流れてくる「脱走した牛」の捕獲なんかに使うことが想定されてたりします。 市町村の獣医さんはその練習なんかもしたりしてると思います。 (すみません、昔の知識なので今は違うかも…) よく見るのは動物園での使用ですね。 動物園で飼育されている動物は猛獣も多いので、日常管理に欠かせないものになっているのではないでしょうか。 なにせほっそい筒状の吹き矢(けっこう長いです)に麻酔薬を入れた注射筒を入れて吹くんですが、これがまた難しいんですよ。 肺活量がないとかなり大変だと思います。 しかもそれを離れている動物に当てないといけないわけですからね。 麻酔銃なんかを使えればいいんでしょうけど、そもそも町中で銃が使えないから吹き矢の案が出て来てるんですしね… 牛は皆さまご存知のとおりだいぶ分厚い牛革を皮膚に持っているので、良いタイミングで良い距離で良い感じに麻酔薬が注入できる強さで刺さないといけない、というのはけっこうな練習が必要になります。 麻酔用の吹き矢に使われる針はかなり太い(可能な限り短い時間で大量に麻酔薬を注入する必要があるため)のですが、言ってもそんな簡単な話ではありません。 例えば、豚の例ですが、雄豚は超凶暴(私の主観)で体重も350kgくらい(ホントにでかい。でもクマはもっとでかいですよね…)あって、皮膚も厚い(成豚で場所により5mmくらい)のですが、家保で(その時あった)最も太い針を使って採血をしたことがあって、その時に使用した18G(外径1.26mm)の針が曲がりましたからね。 当然豚は保定されて動けない絶好のシチュエーションで、です。 本当に、「真っ直ぐ」「ブッ刺さないと」刺さらないんですよ。家畜の皮膚でも。 成牛(大人になった牛)の皮膚も場所によって4mmくらいあるので、吹き矢で麻酔できる人、ホントに尊敬します… まぁ、脱走牛への吹き矢麻酔にしても、追い込んでから使うものなので、果たしてクマを追い込んで吹き矢が使用可能な距離で使えるのかは正直ちょっと疑問ですね… (やらされる人だいぶ大変ですよね…) クマとの共存を唱える方もいますが、人に飼われている牛や豚でさえ、ひとたび柵から出てしまえば人間にとって大いなる脅威になることを考えると、ちょっと(だいぶ)人間には荷が重いんじゃないかなと… 人とクマのせめぎ合いはまだまだ続きそうですが、少しでも被害が少なくなることを願っています。 (アイキャッチ画像はいらすとやさんからお借りしました)

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人形作家、獣医師

ケモミミ本舗
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