「土寄せ」で大雨に備える

「土寄せ」で大雨に備える

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7月末に東北エリアに大雨が降り、山形県内では最上川が氾濫し浸水被害にあった地域もありました。 みなさんに心配のお声をいただきありがとうございました。幸い農園のある地域は、大きな被害がなかった様子です。 大雨当日、村の中を流れる堰(農業用水が流れる人口の小さい川)は道路にあふれ普段とは違う景色で心配しましたが、畑などは大きな被害がなかった様子です。 枝豆畑は「土寄せ」という作業を例年5~7回程度行います。 そのおかげで大雨の当日は畑の溝に雨水がかなり溜まりましたが、溝と溝の間をつないで雨水を外に出す作業をし、うまく排水することが出来ました。 (写真はそのときの様子です。カッパを着て、スコップで土を掘っています。みんなどろっどろ!) 土寄せは、トラクターに器具を取り付け、枝豆の根元から土を盛る作業。 こうすることで畑の畝と畝の間に深く溝ができ、もし大雨が降っても根が呼吸しやすくなります。 また土を盛り固くすることで枝が風で倒れるのを防いだり、除草の役割もします。 雨が降らなければ心配し、降りすぎても心配し、自然と共にある「農」の仕事は気が休まりませんね。 大雨の翌日は天候は曇り。実は大雨の翌日にカンカン照りになるのは、良くないので厚い雲に助けられました。 畑に残る雨水が高温になると根っこがゆであがってしまうのです。 今朝は、水が引いた畑で順調に収穫できています。

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山形県鶴岡市の枝豆農家

治五左衛門の農園
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