こんにちは、kiraruです。
新作「人魚の落とし物」をご覧いただき、ありがとうございます。
この作品には、数年制作を続けてきた中で、私が最も心血を注いだ「こだわり」が詰まっています。
一番時間をかけたのは、ベースカラーの選定でした。
実は今回のベース、主役であるシェルと同系色のトーンでまとめています。
コントラストをつけて暗めのカラーを合わせれば、シェルを際立たせるのはもっと「楽」だったかもしれません。でも、私はあえてその道を選びませんでした。
なじみ合う色味の中にシェルを閉じ込めても、その輝きがしっかりと自立して主張すること。
その繊細でいて力強い「同系色の美学」を、どうしても表現したかったんです。
天然素材ゆえに、ひとつとして同じ形はないシェルたち。
その個性を最大限に活かすための「チョイスと配置」には、ミリ単位の妥協も許さず向き合いました。
正直に言えば、この絶妙なニュアンスを写真に収めるのは至難の業でした。
「この美しさをどうすれば伝えられるだろう」と、光を味方につけるために何度もシャッターを切り、納得がいくまで向き合った時間は、私にとって大きな財産となりました。
画面越しではありますが、私の「最高傑作」と言えるこの1枚(トップ画)から、その熱量を感じていただけたら幸せです。
最後まで読んでいただいて、ありがとうごさいました。