印象派の女流画家というと、マネに従事したベルト・モリゾと今回の作品の作者でもあるメアリー・カサットですね。
彼女の描いた作品のうち、後期と言われる時代の浮世絵のようなシンプルな色と線の作品が好きなのですが、それと同じくらい好きなのがこの作品です。
https://minne.com/items/42891867
青いソファの上で退屈そうにしかめ面をしている少女。
投げ出した足の感じもいかにも子どもという感じがしてあどけないですね。
メアリー・カサットは女性や子どもをテーマに描くことが多く、その視点は優しく慈愛に満ちています。子どもの湯あみをする母親の姿などは母性を感じさせますが、実は彼女は一生独身で子どももいませんでした。
だからこそなのか、は分かりませんが母と子のさりげない生活の中にこそ、美が存在することを理解していたのかもしれません。
青を基調とした作品
https://minne.com/items/38149801
https://minne.com/items/33265183
https://minne.com/items/39823933
https://minne.com/items/36759990
他にもまだまだたくさんありますのでぜひhemisphereの作品をご覧くださいね。