はにわ作家
「手のひらに、小さな祈りを。」
はにわーずが作るのは、粘土をこね、火にくべて焼き上げた「はにわ」たち。
実在する古代の埴輪をモチーフにしたもの、これまでどこにもなかった形をした完全オリジナルのもの…それぞれが自然によって生み出された一点ものです。
大量生産が当たり前のこの時代だからこそ、
「人の手で作ること」「偶然性に委ねること」を何より大切にしています。
はにわーずは、私たち自身も自然の一部と捉えています。だからこそ制作環境すべてを思い通りにするのではなく、素材の状態やその日の作り手の感覚、立ち上る焔や空気の流れの気まぐれさが持つ“偶然性“に身を委ね、時には厳しい自然と共に日々を歩みながら、はにわを生み出しています。
自然により生み出されたはにわは、にこやかだったり、不思議な表情をしていたりと唯一無二の個性をまとい、あなたの心の琴線に触れる瞬間を待ちます。
手にしたはにわは、その瞬間から暮らしの片隅で、密やかに、しかし力強く息づき始めます。
ふと目に入った時、何気なく手にしたとき、ほっと気持ちが安らぎ、生活に小さな余白を運んでくれ、寄り添ってくれることでしょう。
古代の埴輪の在り方とは少し異なりますが、現代には現代の「はにわの役割」があるようにおもいます。小さいはにわを通して、あなたやあなたの周りの大切な方に幸せや、安らぎが芽生えるよう、一つ一つ祈りを込めてお届けします。
現在兵庫県姫路市を拠点に活動している、はにわーずです。
幼いころから古墳を巡ったり、埴輪と近い距離で生活してきましたが、はにわーずの始まりはふとした思い付きです。
昨年の夏の終わり頃、粘土を焼いて何かを作りたい衝動に駆られ、心に浮かんだはにわや生き物を作ってみました。それらを知人友人にプレゼントしたところ、これまで見たことがないぐらい喜んでくれたのです。
その時の顔が忘れられず、現在では少しでも多くの方にはにわをお届けしたいと思い、活動しています。
[全 18作品]
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