手芸女子出身ですが、何か?

手芸女子出身ですが、何か?

公開更新
手芸の面から見たジェンダー論って、純粋に楽しんでる人間のことまで貶しているみたいで、共感できてもしたくない、できません。 歴史的な根拠が明確でも、あそこまで追及する必要ありますかね? はっきり言って余計なお世話。 そういうことまでアピールしながら、制作していると思われたくないです。 困った時のジェンダー絡みという印象も否めませんでした。 ジェンダー絡みのどこかネガティヴな主張って、技術はあるけど個性がない人、問題意識は高いけど知識が追いつかない人の奥の手の主張のような気がします。 本来語られるべき語り継がれるべき論点からどんどんズレて行っているのでは?と。 私は布小物作家の端くれながら、そういう主張は醸し出さない素直な作品を無意識に仕上げてきたつもり。 そもそもあんなことまで考えながら制作してませんから。 私自身の得体をより詳細にわかりやすく知らせたいため(念のため補足するとすべての作家さんにそうしろとは言っていません。人それぞれ)、自己紹介に手芸女子という言葉を使っただけなのに、ここぞとばかりに「女子」という単語だけ切り取り、遠回しに不必要に非難された気分に陥ってしまいました。 いろいろ弁解めいた記述もあり、またしても主観的過ぎる日本文化全否定みたいな論調も引っかかるし。 しかも、今回はおもしろおかしく嘲笑しているノリがダダ漏れ。 私も日本文化によくないところがあるのは充分把握していますが、ああいうノリとは一緒にされたくないなあ。 と書いて行くと、作家さんによってはご自分やご自分の作品の背景を語りたがらない方がいらっしゃるのも改めて理解できます。 いつどこでむやみやたらに理不尽な批判をされるかわからない昨今、背景をあえて語らないという自己防衛はありだと思うので。 とりあえず、歴史的経緯に基づいていても、すべての手芸好きを卑下したくて仕方ない人々が可視化され、そういう思想の持ち主の作家さんたちと住み分けが明確にできたから却っていいとスルーすればいいのでしょうか? ま、単にインプレゾンビとか炎上マーケティングとか少し懐かしい言葉で片付ければいいだけの話かもしれません。

レターの感想をリアクションで伝えよう!

布小物作家

ちんぷや
作品を見る