思い出を、作品の中に忍ばせる。
そうすれば「たばこ屋」という多くの方が描いてる題材でも、差別化出来るんじゃないだろうか。
たばこ屋さんは、自分が通った店というよりも、20年前に亡くなった祖父が、わかばという煙草をカートンで買っていたお店でした。
子どもの頃は他県に住んでいたので、祖父母の家には盆正月の挨拶と法事に行くくらいで、その時にいつも出てくるのが、瓶のファンタオレンジでした。
今思うと、酒屋さんから瓶ビールとセットで購入してたのかな?
法事のジュースはファンタオレンジ一択なのかというくらい、ファンタオレンジしか記憶にありません。
これ、うちの祖母のチョイスだったのかなあ? でもどの家でもそうだった気が……田舎あるある?(^_^;)
たばこ屋さんで瓶のファンタオレンジを買っていたわけではないのですが、なんとなく祖父母の思い出繋がりで、ジュースはオレンジにしてみました。
そして、たばこの陳列部分には、本物の箱とはちょっと違うけど、わかばが並んでいます。
アクリル絵具のアイボリーイエローは、わかばの箱とこけしの顔にしか使っていないので、作業効率を考えると、わかばを入れない方が楽なんだけど、冒頭に書いたように、思い出を忍ばせないと、ほらっ、差別化が出来ないから(^^)
反対側(裏側)は、ニワトリが5羽、庭を飛び回っています。
数年前にご購入くださった方が、実家がたばこ屋で、まさに裏庭でニワトリを飼っていたと教えてくれました。
誰かの思い出にも触れてるんだなあと思うと、なんだか嬉しくなりますよね。
建物シリーズのお財布は、定番商品として、たばこ屋さんと駄菓子屋さん、レトロ喫茶店があります。