「可愛いね、そのレインコート」
母が縫ってくれた
フード付きのレインコートを
着ていく雨の日は、
幼稚園で人気者でした。
カバン、スカート、ワンピース等々
毎日の生活には、
母のお手製のものが
あふれていました。
母がミシンを踏む姿を見て
「私も何か作ってみたい!」と
せがんでミシンを初めて触った
のが小学生の時。
「針は布から1cmのところに落として、
手を布に添えて、
向こうに押しながら縫うのよ」と母。
布を送る手、
ペダルを踏む足、
動く針を追う目。
最大の集中力で
ミシンと格闘しました。
そうやって出来上がったものは、
多少、縫い目がガタガタでも、
本人としては大満足!
創ることの楽しさと
興奮を知った瞬間でした。
家庭科でスカートを
つくる課題も、
家で先に作って実際に着てみたり、
お友達が着ていた
可愛いジーンズ地の上着を
自分なりに作ってみたり
(これは失敗しましが…)
フェルトでお財布を作ってみたり、、、
何かを作り出すことが、
自分にとって
大切な価値観であることは、
この頃の
洋裁との出会いで芽生えました。
その後、
洋裁の道には進まず、
人生のかなり長い間、
針と糸に触るのは洋服のボタンが
取れた時だけ、
という時期が続きました。
社会人になってだいぶ経ってから
友達の誘いサルサダンスを
始めました。
軽快なリズムに乗って
ステップを踏むのはとっても楽しくて
そしてカッコいい(笑)
レッスン受けた先生が、
社交ダンス出身だったこともあり
「あんな風に踊れたらいいなあ~」と
憧れから社交ダンスも始めました。
ルンバ
サンバ
チャチャチャ
パソドブレ
ジャイブ…。
どの種目も
色々なステップや
身体の動かし方があって
華やかな世界にのめり込みました。
でも、
いざ発表会に参加となると
費用もかなり豪華です(笑)
衣装は、
それなりのお値段を出しても、
本当に「着たい」と
思えるものに
なかなか巡り会えず、
いつも迷いがありました。
そこで、
思い切って自分で衣装を作る
ことに挑戦。
これが本当に
楽しくて、
今ではダンスを踊ることと
同じぐらい、
衣装制作に没頭しています。
カタコトという
ミシンの軽快な音
布にひと針ずつ糸を
通していく感触
雑念無しで作ることに
向き合う集中力
「こうだ」と思った衣装のデザインを
形にしていく時間は、
小学生の時に夢中になって
ミシンで色んなものを作った時と同じ。
自分が着たいと思う衣装を着て、
本番の日を迎えられるって、
本当にテンション上がります。
きれいな色
ふわっふわの布地
キラキラのストーンに
囲まれていると
「あ~、平和だなー」
って感じます。
今までにないものを創り出す---。
縫うことで形に表していく---。
ダンスの衣装制作は、
私にとって大切な価値観そのもの。
自分が作った衣装を着て、
アクセサリーを付けて
舞台に立てるのは
他のことからは得られない達成感を
味わうことができます。
もしこの衣装とアクセサリーが、
特別な舞台の日を迎えるあなたの
ワクワク、
ドキドキでいっぱい気持ちに
寄り添うことができれば、
とても嬉しく思います。
Couturière Nuuは、
作ることで人を幸せにして
いつまでも女性らしく
健康で輝き続ける
お手伝いをしてまいります。
YouTubeで衣装制作の過程や、自作の衣装を着て踊ったデモンストレーションの動画を公開しています。是非、遊びにいらしてください!
https://www.youtube.com/channel/UCvOhib6-n2qCXOMV8AI0Cbw
[全 8作品]
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