生地の洗濯の話

生地の洗濯の話

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こんにちは。 今回は、洗濯の話を書きます。 小箱案内では、主にアンティークやリサイクルの着物、つまり古着を解いた生地を使用して作品を作っています。 元は着物だったものがその役割を終え、また生地にもどされてハギレとして私のもとへやってきます。 当然、大きさはまちまちだし、新品ではないので傷や汚れもチラホラ。 そんなハギレを洗濯して綺麗にする所から作品づくりが始まります。 晴れていて、できれば風の無い日。 たらいに水を張って洗剤を入れ、そっとハギレを沈めます。 濃い色にはご用心。 薄い色にも要注意。 手早くすすぎまで済ませ、そのまま物干し竿へ。 お風呂場と庭を何往復もするのですが、 竿にずらりと並んだ生地を見ると達成感があります。 きれいだなあ、なんて眺めてしまいます。 けれど、意外と早く乾いてしまうので、 慌ただしく回収してアイロンです。 箱に貼ってしまうとはいえ元が古いものなので、 この洗濯の作業は欠かせない工程です。 洗い終わってさっぱりした生地は、 自信をもって作品に使っていくことができます。 現代物にはない柄行や色の組み合わせが古い着物の魅力のひとつだと思います。 できるだけ綺麗な形でそれを作品にできたらなと思っています。 ここまで読んでいただきありがとうございました。 2022.9.20

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