長年、医療系の仕事を続けてきたわたし(これは現在進行形でもありますが)。そんなわたしが、なぜ、ハンドメイド、アクセサリーの製作をはじめることになったのか……。
初めは、そんなところからお話したいなと思います。
一昨年の秋、10年以上勤務していた病院を退職し、別の病院に転職したわたし。年齢を考えたら、「その歳で転職するの?」なんて、周りによく言われましたが、わたしとしては、もちろん希望や向上心を持っての転職でした。
配属先は、なかなか忙しいと評判の病棟。もちろん、忙しいのは承知の上だし、そこに不満はありませんでした。でも、仕事以外のところで、大きなストレスを抱えることになるのです。若いスタッフからのフキハラ、分からないことを聞きたくても聞けない雰囲気。その病院では初めてやることでも、見学や一緒に、ということもなく、「いいからやって」と言われる……。
それでも、転職すると決めたのはわたしだし、頑張らなくては、と毎日何とかやり過ごしているうち、明日は仕事、と思うと眠れない・動悸がする、吐き気・下痢の症状。仕事に向かう車中、意味もなく涙が溢れて止まらない。(ロッカーで他部署のスタッフに声をかけられ、号泣したこともあります)そのうちに、職場に向かうことができなくなってきて、毎日、自宅の階段を見つめてはここなら死ねるかな、とか、考えるようになっていました(実はこれは、夫にも話したことがないです)。でも、家族にはそんなわたしに気づかれないように、いつも通り振舞って……。
このままではダメだ、と思い切って、精神科を受診。診断は、「適応障害」でした。
その後、しばらく休職しているとき、気分転換になって、子供とも一緒にやれることはないかな?と考えて、出会ったのが、レジンアクセサリー作りでした。
もともとものづくりは好きなので、作っては娘の友達やママ友にプレゼントしているうち、「これをいつか本業にしたい!」と思うようになったのが、わたしのアクセサリー製作の始まりです。
わたしが、アクセサリーを作ることに救われたように、いつか、わたしのアクセサリーで誰かの心を救うことができたら……いつも、そう願いながら製作しています。
たくさんの人に、光を与えられますように。
ぜひ、ご覧になって頂いて、いつか、手に取ってもらえたら、嬉しいです。