小説には、
書かれていないことが意外とたくさんあります。
主人公が何を考えていたのか。
そのあとどうなったのか。
読者はその「余白」を想像しながら
物語を楽しみます。
この花札の刺繍しおり
「芒(ススキ)に羊に満月」も
実はそれと少し似ています。
花札「芒に満月」の絵札は
もともと静かな風景の札。
そこに突如2匹の羊が現れました。
「この羊たちはどこからきたんだろう。」
「また元の世界へ帰るのか。」
「それとも、この満月の夜が気に入って住み着いたのか。」
そんな疑問から
頭の中で物語が動き始めます。
不思議なもので、
たった2匹いるだけなのに
それまで静かな風景だった花札が
急に「誰かが暮らしている世界」のように
見えてきますよね。
見る人それぞれの物語。
そして、
本を読む時間も
物語を想像する時間。
読書が好きな人にこそ
このしおりの物語の想像も楽しんでいただけるはず。
そんな“続きを考えたくなる一枚”に
なったらいいなと思って
この刺繍しおりを作りました。
このしおりを本のページに挟むたびに、
小さな物語を思い浮かべてもらえたら嬉しいです。
https://minne.com/items/15080450