しくしく②

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C歯科で綺麗にブリッジ治療を終えて数日… 土台の歯が、治療前と変わらず噛むと痛み、歯茎がまた腫れてきました。 私は嫌な予感がしました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 四年ほど前、生理中に歯がしくしく痛くなり、我慢できずに B歯科というところで飛び入り診察をしてもらいました。 その時の病名は「歯根嚢胞(しこんのうほう)」 歯の根っこが腐って歯茎の骨を溶かし、最終的にあごの骨までむしばむ恐ろしい病気。 歯の根の治療は、プロの歯医者さんでも難しいといわれていますが B先生の熟練の技術で、無事歯を抜くことなく完治しました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 当時の記憶がよみがえり、私は 「歯根嚢胞だったらどうしよう・・・」 と不安になり、ブリッジ施術をほどこしたC歯科に再度足を運びました。 レントゲンを撮っても、特に異常なし。 先生は「歯根嚢胞ではないと思いますけどねぇ~・・・」 という曖昧な表現に、ひとりの患者として不安を掻き立てられました。 難しい診断なのだろうと、私はB歯科での歯根嚢胞完治の経験から B歯科へのセカンドオピニオンを提案しました。 するとC先生の態度が豹変。 「じゃあ、そうすれば。」 と、投げやりな態度で治療器具を置いて、他の患者さんをそそくさと診に行かれました。 「あの、もう治療してくれないんですか・・・?」 私が追いすがると 「だから消毒して抗生物質を出すって言っとんの」 C先生はぶっきらぼうに答え、私の治療を終えられました。 私を担当してくれていた歯科衛生士さんに 「私、何か悪いこと言いましたかね…セカンドオピニオンって駄目ですかね…いろんな先生の意見を聞いて決めたいんですが…」 と気持ちを吐露したところ 「セカンドオピニオンは悪くないですよ」 と少し動揺しながら、私の意見を肯定してくれました。 治療室を退室するときも、C先生だけが私を無視してきました。 結局、施術も投薬もなく 「治療は終了したので具合が悪くなったらまたいらしてください」 と、なかば追い出されるようにクリニックを後にしました。 もう、途方に暮れるしかない。 ・・・・・・③に続く(もうちょっとだけお付き合いくださいm(_ _)m

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