フラーレンの世界
フラーレンとは、5角形、六角形よりなる多面体で3点支持。
柔軟構造で、大型のドームの構造に利用されています。特に有名なのが、モントリオールExpo’67で使われたバックミンスター・フラーのアメリカ館ドーム。
直径76mの大型です。
フラーの死後、非常に安定した炭素原子の結合構造が、彼の名前にちなんで命名されました。
物理学の研究で、煤の中から発見された炭素の最小分子、それは、頂点を切り取った20面体の形、つまり、六角形と五角形のパターン[切頂二十面体]です。
炭素の、このような強い結合力を持つ原子配列に注目し、この分子を[バックミンスターフラーレン]と名づけました。
●アルキメデス立体13個の内、7番目の切頂20面体は、12個の五角形と20個の六角形よりなる多面体(球面、球体)です。
あの、サッカーボウルの表面の模様と一致。
球面は32。
●1916年、ヘッケルの描いたアウロニア・ヘキサゴンは272面です。放散虫と呼ばれる微生物の精緻な骨格は、六角形が多数を占める多面体構造の自然界の例です。ヘッケルの アウロニア・ヘキサゴンの図(右図)を出版物で見たバックミンスター・フラーは、これらの基本パターンを理想化した模型の研究に着手しました。
そして、その研究が、35年後に、最初のジオデシック・ドームの建設をもたらしたのです。
5角形(12)・6角形(260)
(5×12+6×260)÷2= 1620
1620/2=810(ピース数)
1620/3=540(頂点の数)
●フラーレン・スフィア 122面 間近にある五角形間の距離は、32面では1ピース。
5ピースに広げれば、122面のスフィアができます。
1ピース11mmのアルミパイプ(3mmφ)で 作ると、大きさは、160mmφとなります。
(右図)でき上がった球体は、柔軟構造です。少し、手を加えて、整形すると、エッグ型にもなります。
当[アトリエ 五角形・六角形]の、オリジナルです。
32面や122面の他、12、22、42,72、92、162,212,272面も制作しています。
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