リサ・ラーソン（Lisa Larson）は、グスタフスベリ社でも活躍したスウェーデンの陶芸家。手触りにこだわった独特の質感や、ユーモラスで愛らしい表情の陶器オブジェで知られ、特にライオンや猫など動物の形をしたオブジェは、高い評価を受けヴィンテージファンの間で人気があります。

アラビア社（ARABIA）は、1873年に創設されたフィンランドの陶磁器メーカー。独特な釉薬や手描きの装飾技法が魅力的とされ、世界的に評価を受けています。1950～60年代には、カイ・フランクなど著名デザイナーが活躍し、「KILTA」シリーズなど多くの名作を生み出しました。また「ムーミン」シリーズは現代まで幅広い世代に愛されています。

クリストフル社（Christofle）は、1830年に設立されたフランスの老舗シルバーウェアブランド。「孫の代まで100年持つ」と言われるシルバープレート（銀メッキ）の厚さと、「卓上の芸術品」と評される上質さが特徴で、王室や著名人にも愛用されてきました。アンティークから現代的なデザインまで幅広い作品群が揃っています。

アーコール社（Ercol）は、1920年に創設されたイギリスの家具メーカー。シンプルかつ機能的なデザインと、優れた職人技で細部までこだわったクオリティが評価されています。また、英国産の良質な木材を使用し、独自の技法で表現される木目も魅力のひとつです。曲げ木の技術を用いたウィンザーチェアやバタフライチェアが名作とされています。

ロールストランド社（Rorstrand）は、北欧で最も古い歴史を持つスウェーデンの陶磁器メーカー（1726年創業）。1950年代に発表された、機能的でありながら温もりを感じる「スカンジナビア・デザイン」の流行を取り入れたデザインのテーブルウェアが人気を集めています。

オールドノリタケは、日本の陶磁器メーカー「ノリタケカンパニーリミテド」が、大正～昭和初期に生産した作品のこと。先進的な釉薬技術が特徴で、その高い品質から西洋諸国に輸出され世界的に評価されました。ラスター彩で仕上げられた華やかなアール・デコ調デザインが人気を集めています。

グスタフスベリ社（Gustavsberg）は、スウェーデンの陶磁器メーカー（1825年創業）。高品質な陶磁器製品は、北欧デザインのシンプルな美しさと機能性を象徴するものとされています。リサ・ラーソンやスティグ・リンドベリなど、多くの優秀なデザイナーを輩出したことでも知られ、その作品はコレクターやデザイン愛好家から高い評価を受けています。

スージークーパー（Susie Cooper）は、イギリスの陶磁器デザイナーであり、彼女が創設したスージークーパー社に由来する陶磁器のこと。主に1920年代から1960年代にかけて制作され、鮮やかな色彩や幾何学模様、花柄などの装飾が特徴。現代のテーブルセッティングにもマッチするデザインが評価されています。