龍頭 Ryu-zu

サイズ：F1（220×160mm） 紙：竹和紙　印刷：ジークレー印刷（※） 仕上：木枠に竹和紙を貼り額装（表面：透明アクリル板） ※ジークレー印刷 デジタルデータを上質なキャンバスや版画用紙、高級写真用紙や和紙など、最高級の素材に、高精細で広色域、しかも150～250年規模（※一般的なガラス内に展示した場合の耐光年数期待値）の高い保存性を誇る、ミュージアム・クオリティの顔料プリント。 ＜作品解説＞ 宇宙の創造と終焉を意味する「あ・うん（阿吽）を発声している龍の絵」「漢字の美しさ」「太陽を意味する日の丸（日本国旗）」を大きなテーマにしています。 画面に配した家紋は、日本人の家＝家族・血族を表すピクトグラム（絵記号）です。 本作では「日の恵みを受けて育つ植物を元にした家紋」をチョイスしており、上から、柿・松・橘・夕顔を表している。 一点、龍の紋章の中に組み込んだ赤い花は「枝唐花」という家紋ですが、その成り立ちはなかなか興味深い。 紀元前のギリシャからインドなどを経て東洋に渡る間に、他の装飾図柄「唐草模様」と混じり合い完成した図案で、具体的なモデルとなった花はない架空の蔦植物模様とのこと。 日本には奈良時代から存在することが確認されており、ルーツは紀元前・古代ギリシャの神殿などに配された彫刻「唐草模様」と混じり合って生まれたと考えられている。 ちなみに枝のない「花唐草」の解説も。 花唐草（はなからくさ）　祝柄：女性 インドに発した一種の花文様がシルクロードを経て日本に伝わる間に唐草文様と交わって様々な花唐草模様が生まれたと言われています。この花唐草はそれらの中でも代表的模様。