秋のてぬぐい「朝焼けに飛ぶ鴉」

江戸は昔、起請文に愛を誓った遊女と馴染み客。 起請文の裏にはカラス。 愛が本物かお世辞かはカラスだけが知っている、かもしれない。 型染めによる手捺染の手ぬぐいです。 一枚ずつ手で染めていますので、 それぞれ色の出方が違います。 手捺染のため表と裏があり、少し色の濃度が違います。 木綿生地は無蛍光の生成りの生地を使っています。 その為黒い糸くずのような小さい点などが見られたり、 市販の手ぬぐいに比べると白さが控え目だったりします。 カラスの黒に少し染まり、生地の色は薄ねず色に近いです。 サイズは、約90cm×36cmほどです。 端は汚れのたまりにくい切りっぱなしにしてあります。 糸がほつれてきた場合などはその都度カットしていただければ 清潔に長く使えます。 手ぬぐい生地は、岡という種類を使っていて、これはどちらかというと細い糸目のまめらかな生地になりますが、その分手触りや吸収も良く、季節問わず楽しめる生地です。 無蛍光の自然な白地の手ぬぐいです。 手ぬぐいは昔から使われているだけあって、使い心地が素晴らしいです。 温泉では身体を洗ったり頭に巻いたり体を拭いたり、大活躍。 お出かけにも汗をすぐ吸い取り、乾くのも早いです。 持ち歩くにも場所をとりません。 陽射しが強い日には頭からかぶったり、 寒い時にはちょいと首に巻いてみたり。 ご自宅のお風呂で使う際には是非手ぬぐいと一緒に湯船に浸かってみてください。 染める時に色のりを落とすため１枚ずつ何度も水にさらしますが、 その時に水の中で揺れる手ぬぐいが美しいです。 贈り物にも自分用にもおすすめのてぬぐいです。 ※染めの工程で蒸したり水に晒したりしています。 また染め上がった後にも水でよく洗い、 すぐ色落ちしてしまわないように色止め処理をし、 洗濯をした後アイロンをかけ出品しております。 全て手作業ですので、多少の歪みやにじみ、ほつれやしわはご了承ください。 洗濯は通常で問題ないかと思いますが、色落ち色移りの可能性もあります。 特に蛍光漂白剤など入った洗濯洗剤では色落ちなどするかもしれません。 石鹸などで洗うのは問題ないかと思いますので手洗いをおすすめします。