『清水舞台より飛ぶ美人〜麻の葉』　鈴木春信御朱印帳　美術名画御朱印帳　B6大判サイズ　傘　麻の葉　歴史　美術織物　御朱印帳　スケッチブック　マイノート　浮世絵　美人画　ことわざ　願い　叶う　桐生織物

※織物は経糸と緯糸が組み合わさり重なり合う事で柄を織り出す立体構造物です（刺繍作品ではございません）。光量・光の種類・柄を眺める角度等の条件により、柄や色の見え方に変化が生じます。 ※微調整・裁断箇所により、おり柄の出しかたがお写真とは若干異なる事がございます事をご了承下さい。 【特徴】 西陣織と肩を並べる「桐生織」。織物の都〜ここ桐生では、色彩と表現に富む数々のクオリティー高い織物が勢揃いします。本作品は名画を織りで表現する「額絵」を主体とする作品です。限られたフレームにその特徴と美しさを最大限に生かします。 【作品について】 本作品は、織物アート（美術織物）を用いた額絵織物御朱印帳です。日本に古くから伝わる優れた美術を、桐生織物の技術によって「織」で再現した布を使用しています。単独でも芸術性の高いこの織物にさらに手を加え、御朱印帳という形に仕立てました。本作品を通じて、より多くの方々に桐生織物の魅力を知っていただければ幸いです。 『清水舞台より飛ぶ美人』は、約250年前に鈴木春信によって描かれた美人画浮世絵です。空から舞い降りる美少女の躍動感こそが、この作品の最大の魅力とされています。「清水の舞台から飛び降りる」ということわざがあるように、江戸時代には実際に清水の舞台から飛び降りる人が多くいました。無事に生き延びれば願いが叶うと信じられ、意外にも生存率は8〜9割と高かったと伝えられています。 織物の仕入れは、仕上がりの印象に強く残る織柄を厳選し、各織物が最も美しく輝く形に仕上げることを制作理念としています。 【ハンドメイドのこだわり】 作品は全て受注制作です。作り置きは致しません。それは御朱印帳を作り出す資材の繊細さに理由があります。扱う全ての資材がとても繊細な素材であり、気候・温度・湿度等、環境条件により細かな作業が異なります。皆様の元へ届く御朱印帳は「鮮度」も重視したい、それは「美しさ」の一条件であるからです。 【真髄】 皆様が様々な想いを胸に、神仏のもとへとお供する一冊。清らかな白い頁を開き、神仏の御前でその御霊をお迎えする、特別な御朱印帳です。 この大切なお役目を心に留めながら、本作品が神様や仏様にとって安らぎの場となり、そして皆様にとって幸運をもたらす一冊となりますよう、願いと祈りを込めましてお届けいたします。 【作品詳細】 表紙 生地の素材は「桐生織物」です。材質は化繊です。 表表紙は美術名画の織物、裏表紙は金襴織物を使用。 比較的丈夫で色褪せし難く、美しい織柄を末永くお楽しみ頂けます。織物（繊維）は摩擦や引っかけに繊細な素材です。御朱印帳袋等をご活用頂き、本作品をより美しい状態で保って頂く事をお薦め致します。 本文 11山 片面23p 両面46p ※表紙の面を除く 和紙加工職人さん厳選拘りの奉書紙です。滲みに難く乾きやすい、書き手に書きやすく墨滑りの良い２枚貼り合わせの蛇腹奉書紙を使用。 ※製造過程で発生するパルプ繊維や木くず、黒点（夾雑物）は、和紙製品の特性の一部です。奉書紙は全ページ検品しております。夾雑物は無理に取り除くと、穴、傷、破れ、凹凸等の原因となりますのでご注意下さい。これらの特性を和紙の特徴としてご理解下さい。 サイズmm 約122x185x18 【織柄】 表表紙 桐生織物が表現する『清水の舞台より飛ぶ美人』鈴木春信。【作品について】をご覧下さい。 裏表紙 柔らかな質感を持つ光沢のあるピンク色が作品を優しく包みます。麻の葉文様の織物を合わせる事で表面とのバランスや統一感、そして女性の存在感を表現しています。美術的観点からの完成度を意識し、芸術作品としての存在感も引き立てるデザインと致しました。色彩の配色は、表面の浮世絵や傘の意匠と調和するよう慎重に選び、全体の美しさを損なわず、『互いを引き立てる』を常に重んじる制作です。織物の色味や柄、質感は、それらの相性が合わさり完成する時、その作品は新たな形として昇格された姿になります。 織物そのものの特徴としては、桐生織物ならではの光沢や質感が挙げられます。触れるたびにその精緻さと美を感じていただけます。麻の葉の文様は、成長を祈願する、魔を払う、という意味が込められ、健康や幸福を象徴する伝統的な意味を持ちます。そこには古くから根付く文化的背景と精神性があり、これらが本作品に添えられております。 御朱印帳という限定的なアイテムのみに留まらず、表紙の浮世絵との相性も考慮し、表裏で一体感のある芸術的な調和を試み作品化しました。伝統と現代の美意識をつなぐ役割を果たし、技術とデザイン、文化と美術が融合する表現の一つの完成形です。 触れる方の心に、織物の美しさと日本文化の深みを感じて頂けましたら幸いです。